自由研究
筆者が自由・自在に対して価値を置くのを促進したのは、生物の進化であった。 生物の進化は、世代間を経た遺伝的変化を意味する。現代の生物の多様性を見る上で、環境や他の生物との関係があっていたものが生き残ってきたんだな、観察に値すると意味で貴く思…
文章や会話から場面を想像する癖 人の話を聞いているときの、自分の癖がわかった。自分の自己中心性の片鱗が見えた。 まず、場面の想像である。話題のイメージが曖昧なら(自分が知らなければ)人が話しているときに質問したりしない。話題のイメージがシン…
「自己分析をしましょう」と言われたりする。そういわれるので、自己PRやら自己紹介で使う自分の”良さそうな”特徴を探す。本気で自己分析を掘り下げていくと、理由がない単にそうだから、そうした方がいいと思うからという感性のようなものが見えてくる。例…
奨学金に関して調べていたら、発言小町で面白い記事をみかけた。親が支払う子への学費の不平等である。学費の負担が兄弟と違い不平等だと訴えるのだ。家への仕送り開始時期問題が私の家でも浮上したことがあるので、興味深かった。もちろん、この問題を取り…
連絡先を交換しただけの関係では場がないと交流できなさそうだ。また、見知らぬ人と会う場がないと人間関係や視野を広げるのは難しい。現代社会では、場が重要そうだが、はたしてオープンな行けば誰かがいる場というのはどれほどあるのだろうかという話をし…
これは2021年度後期の大学のレポートです。レポートの締め切りから時間が経ったら公開しようと思っていましたが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて公開を延期していました。あの戦争を受けて考えたことは、自由や思想の自由がある限り、理念の実現の手段とし…
目次 目次 友達や恋人と一緒にいるのにスマホをやるのって 沈黙を忌避する人間もいるんだってば 焚火から考える空間共有の意義 焚火の空間演出 なぜか焚火は集団にひとつ 焚火がつくる空間演出 焚火がつくる空間演出が人間関係に何をもたらすのか 焚火から考…
洗い物をしていたら対等と平等のどちらが後か先か並みにいい考えが降ってまいりまして、意気揚々と書き留めたいと思います。荒削りではありますが、温かい目で読んでいただけると助かります。 私の考える自由の枠は、「自由とは、個々人が必然にとらわれず歴…
暴力とは抵抗できない相手に差異を見せつけるだけでも起こり得そうと思い、記事の付録にしたのですが、私が見返すときに便利なように記事にしました。 はじめに 暴力を広義に考えるとハラスメントも理解できそうだ 考えるきっかけ 広義の暴力をハラスメント…
皆さん、お久しぶりです。今回の記事の内容は、一度は誰しも聞かれたことのある質問である「好きな異性のタイプは?」という質問を相手の答えと自分の答えを振り返ってみると、公衆という共同体の不在をひしひしと実感しまして、記事にしようと思いました。 …
「理想と現実は違うんだよ」 「理想と現実は違うんだよ」と言われても、頭に血が上らないのが大人といえる一要素かもしれない。私も理想と現実は違うというころは飲み込めるようになった。ただ、この発言を批評したことはあるだろうか。 「我々は現状に甘ん…
新しく自由について直接言及している本だと考えられる池田潔の『自由と規律』と戸田山和久の『教養の書』を買ってしまいましたが、自分の考えを公開してから読み始めないと自分と本の考えが同じだったということになるのではなく、本と自分の考えが同じとい…
目次 多様性というけれど 社会性がないところの意見を発信する機会、他者の意見を知る機会 SNSやインターネット、いわゆるソーシャルメディア 選挙 社会性があるところの意見を発信する機会、他者の意見を知る機会 学校機関 学校機関は前提の共有(同じ情報…
目次 はじめに 自由は個人の欲求充足のみに使っていいものなのか 個人の欲求充足のための自由でしかないらば、『一九八四年』から考える 『自由からの逃走』 自由研究 はじめに 三月にジョージ・オーウェルの『一九八四年』とセネカの『生の短さについてーー…
Amazonで注文したブリタニカ国際百科事典が全29巻が我が家にやってまいりました!巻数はブリタニカの方が多いのですが日本百科全書と違い、写真が白黒が多くて、箱付きではないところに安っぽさを感じてしまいますが、どっちも持っているのでよしとしましょ…
この前の帰宅途中にした家族との会話 S:「税理士とか公認会計士は国家資格だから独占的な仕事だよね」 F:「AIに乗っ取られちゃうでしょ」 S:「まあそれもそうか」 その次は、運送業の佐川とヤマトの話で、費用便益分析をして利益が上回らないと自動運転な…
紹介された本です。たまたま2020年の4月に買って積読してあったのですぐ読むことができました。前半と後半で物語の雰囲気ががらりと変わる不思議な本です。前半部分も学ぶところはありますが、やはり直近に読んだ後半の方が記憶に残っているので後半の感想と…
やらなくてはならないことが終わったので、自由研究に勤しみたいと思う。今回の内容はここ一カ月で考えたこと。 目次 一カ月考えていたこと 大学の学問の自由を四つの視点から吟味する 応答を考えている際には思ったことが二つ フランクルと時間(過去・現在…
歩いていたら自由の意味が思いついたので記事というか、お披露目しようと思います。 自由の多義性 自由とは何者にもなれる状態である 例えば、人は常に状況から問われているという風に考えると 参加するのか、現状維持なのか、離脱するのか問われているので…
目次 『君たちはどう生きるか』 自己に縛られることも不自由ではないか 積極的自由と不変的な自己 自己超越 自由の危うさ あとがき 『君たちはどう生きるか』 『君たちはどう生きるか』を読んだことがある人はご存じの通り、コペル君こと本田潤一くんが主人…
案の定大学の講義を受けていたら、カントのいう公的の意味を捉えきれていなかったことが発覚したのでアップデートをしたいと思う。 目次 Ver.1の振り返りから カントの『啓蒙とは何か』の紹介と注意点 本題に入る前に確認しておくべき前提 理性の公的な使用…
今回のテーマは、秩序問題から規範・権力についてから始まり、市場について少し触れアーキテクチャという考えと自由について考える。 引用は全部大学の授業資料でやったことである。 というか、講義のまとめというのに近い。 秩序問題と自由 秩序問題 人々は…
今回の内容は、カントの『啓蒙とは何か』の読解と、自分が読んで考えたことについてである。 諸注意:記事の中で使用と利用が入り混じっているが、利用が自分の利害のもと理性を用いているように聞こえるため、本文以外使用という言葉に統一する。また、読解…
自由研究の需要確認用の質問 自由を考えてみよう。この質問の順番には意味があるので順番に答えてください。 ・あなたは自由ですか? ・自由に感じるときはどんな時ですか? ・他者の自由と自分の自由をコンフリクトさせないためにどのような工夫をしていま…
自分は過去の哲学者たちの疑問通り意図せず?考察してきました。久しぶりに教授の「『自由』に代わる理念は現れるのか?」を読んでいたら、案の定教授が過去に考えてきたところに私もいるようなので、教授の原稿を引用しながら考えを述べる。 この記事のもと…
非生産的な活動ほど楽しい 日常にある自由は、どうでもいいことにただ楽しんでやっている時かな、と思う。 どうでもいいことなのに趣向を凝らしてセンスがでるようにこだわる。 どうでもいいことなのに真剣に考える。 目的がなく非生産的でもいい時、ただ楽…
大学の講義のおかげで自由をもっと多角的に見るにはどうすればいいのかわかってきたので今後の道しるべが今回の内容。 自由と孤独 まだ、自由と孤独の問題への解答が不完全で網羅的ではないのでもう少し考える必要がある。近代以前の自由と近代以降の自由の…
今回の内容は、久しぶりにサイコパスの槙島聖護だけのシーンの音声を聞いていたら「自分であること」を考えさせられる現代の風刺的な要素が数多く入っていたので今回は五話まで分析しようと思う。断っておくが、主人公である常森朱ではなく悪役である槙島聖…
自由についての結論が出たのでその発表が今回の内容である。 自由とは 自分であること 自由な環境とは 自分であることを恐れない・妨害しない環境 自由な人とは 自分であること 自分であろうとする姿勢 自分であることをした結果を受け入れる姿勢(責任だが…
今回の内容は、エンデの自由の牢獄が届いたのでそれと選択のパラドックスと関連付けながら自由について考えたいと思う。自分自身ならどうするか考えながら読むと楽しめると思う。 自由の牢獄 ―千十一夜の物語 ミヒャエル・エンデ著『自由の牢獄 ―千十一夜の…