自由研究

「自由が何か知らなきゃ手に入らないので自由研究してます。」              自由研究という目的のために話題を取り上げているため記事単体で読んでもよくわからない時がある 記事によって後日追記したり添削しているときがある

視点

愛の個別性

最近、解けたと思った疑問があります。その疑問は、「愛」ってなんだというものです。愛の意味ではなくて、愛の輪郭ですよ。 頭に残っているのは、ジブリの千と千尋の神隠しの千尋がハクににが団子を食べさせるシーンの「愛じゃよ、愛」というセリフが、何だ…

自己中心性があるImagination

文章や会話から場面を想像する癖 人の話を聞いているときの、自分の癖がわかった。自分の自己中心性の片鱗が見えた。 まず、場面の想像である。話題のイメージが曖昧なら(自分が知らなければ)人が話しているときに質問したりしない。話題のイメージがシン…

視点 ~「アキレスとカメ」で競争社会を考えよう~

ゼノンのパラドックスのひとつ、「アキレスとカメ」はご存じだろうか。内容は以下の通りである。 アキレスとカメが徒競走で勝負することになる。ハンデなしでは勝敗が明らかである。そのため、カメはハンデをもらうことになり、A地点からスタートすることと…

大学の課題 ~自然観察を通してわかった地域の魅力と課題~

久しぶりに、ネットにあげても良さそうなレポートができあがったので、編集しなおしたものをご紹介します。場所は、どっかの大学の近くです。 (今更ですが、大学の課題のほとんどは、具体的なテーマが決められていて文章を考えてくるとかではなくて、テーマ…

視点 ~木造や石造りから見る文化と環境~

ヨーロッパ系には永遠という概念がある。例えば、古代ギリシア人たちの永遠という概念、キリスト教に見られる復活の概念などがあげられる。浜本隆志の『窓の思想史――日本とヨーロッパの建築表象論――』によれば、石造りから永遠という概念が伺えると主張する…

窓から深める教養 ~「耳をすませば」のワンシーンより~

本記事のエピグラフ 知ることと楽しみの関係は一通りではない。知識が映画や小説の楽しみを深めるということはすでに指摘した。つまり、知識は楽しみをより大きくしてくれる。そればかりか、知ることそのものが楽しみでもある。知ることにより、これまでバラ…

言葉の見方 ~言葉は観察者の見方が反映されている~

ちょっと面白い話をしてみよう。 私は、アクティブな人に憧れがあり、そうなりたいなと思っている。しかしながら、別にアクティブな人のようにどこかに行ったり、計画を立てたりするわけでもなく、口だけな人間だったりする。アクティブな人への憧れは記憶の…

雑談 〜貿易の指針、リカードの比較生産費説〜

国際経済学で習うリカードの比較生産費説は現代の貿易を鑑みる上で欠かせない理論である。まず、この理論を説明してから本題に入りたい。 リカードの比較生産費説とは、極端に言ってしまえば各国、自国が生産に最も特化した財の生産に集中すると世界全体が豊…

自由研究 ~家庭における平等と平和の狭間から考える~

奨学金に関して調べていたら、発言小町で面白い記事をみかけた。親が支払う子への学費の不平等である。学費の負担が兄弟と違い不平等だと訴えるのだ。家への仕送り開始時期問題が私の家でも浮上したことがあるので、興味深かった。もちろん、この問題を取り…

自由研究 ~公衆という共同体の不在~

皆さん、お久しぶりです。今回の記事の内容は、一度は誰しも聞かれたことのある質問である「好きな異性のタイプは?」という質問を相手の答えと自分の答えを振り返ってみると、公衆という共同体の不在をひしひしと実感しまして、記事にしようと思いました。 …

大学の課題 ~日銀の出口戦略~・~大学とのマッチング~

楽天の株価がかなり値段を落とし、Instagramでは楽天の「改悪」という言葉散見する今日この頃でございます。私の家では、信託報酬とドルコスト平均法、分散投資を徹底して行っているため、マネーブリッジ以外は特に支障をきたしていません。 金融関係の話で…

自由研究 ~自己中心的な自分に気づかないといけない人々~

新しく自由について直接言及している本だと考えられる池田潔の『自由と規律』と戸田山和久の『教養の書』を買ってしまいましたが、自分の考えを公開してから読み始めないと自分と本の考えが同じだったということになるのではなく、本と自分の考えが同じとい…

雑談 ~実践から理論へ、理論から実践へ~

皆さん、お久しぶりです。 自由研究は、そうですね、静かに進んではいるとは思います。今は、自己中心的はナルシシズムといえるのではないか。私に、「自分を一番愛している」と自己肯定感があることを示した友人に対して、私は少し引き気味になってしまいま…

視点 ~多様性というけれど、他人の意見を聞く機会の乏しさに気づいているだろうか~

目次 多様性というけれど 社会性がないところの意見を発信する機会、他者の意見を知る機会 SNSやインターネット、いわゆるソーシャルメディア 選挙 社会性があるところの意見を発信する機会、他者の意見を知る機会 学校機関 学校機関は前提の共有(同じ情報…

視点 ~情報収集から始まるオリジナリティ~

大学の課題をやらないといけないのですが、なぜかここ数日ブログの閲覧者がいつもより多いので現実逃避もかねて記事を書こうと思います。 今回のテーマは「情報収集から始まるオリジナリティ」です。 目次 できるだけ避けるネット記事の引用 情報リテラシー …

視点 ~なぜ偏差値は収入やジェンダーギャップに用いないのか?~

みんなが当てにする偏差値は他に使えないの? 質問した動機 某質問サイト(ヤフー知恵袋ではない)では、偏差値にまつわる質問を散見するので、偏差値は数値さえあれば算出できる平均は50で表す、便利な数値だと解釈し、疑問に思ったことがあります。 「な…

自由研究 ~ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』~

紹介された本です。たまたま2020年の4月に買って積読してあったのですぐ読むことができました。前半と後半で物語の雰囲気ががらりと変わる不思議な本です。前半部分も学ぶところはありますが、やはり直近に読んだ後半の方が記憶に残っているので後半の感想と…

視点 ~物語の読み方、物語から現実へ「数値化の世界」~

久しぶりに注意書きをしておくが、この記事は非常に読みにくいので結論が知りたい方は結論からどうぞお読みください。無論、読みにくいのは手紙のやり取りを公開していないからである。 物語の読み方 ナショナルカリキュラムの国語教育の賜物なのか、筆者が…

主観・客観・俯瞰・時間

書き直す予定ですが、面白い視点なので記事としてアップしておきます。分かりにくいということが不可避の文章です。 2021年1月30日追記 一時、この記事を引っ込めましたがまとまりのある文章を見つけてきたのでもう少しわかりやすくなりました。いや、本当に…

雑談 ~ニッチな職業「初生雛鑑別師」~

今回の内容は、ひよこの雄雌を鑑別する鑑別師の話です。この職業、人生100年時代として人生設計に組み込むのもいいなと思っています。 目をつけている理由 正式名称 初生雛鑑別師 ・希少価値がある(養成所卒業して1~2年習わないと取れない資格で門も狭い…

自由研究 ~Ver.2 カントの『啓蒙とは何か』を読む~

案の定大学の講義を受けていたら、カントのいう公的の意味を捉えきれていなかったことが発覚したのでアップデートをしたいと思う。 目次 Ver.1の振り返りから カントの『啓蒙とは何か』の紹介と注意点 本題に入る前に確認しておくべき前提 理性の公的な使用…

自由研究 ~干渉と依存~

自由研究の需要確認用の質問 自由を考えてみよう。この質問の順番には意味があるので順番に答えてください。 ・あなたは自由ですか? ・自由に感じるときはどんな時ですか? ・他者の自由と自分の自由をコンフリクトさせないためにどのような工夫をしていま…

自由研究 ~他者の視点から自由研究を見てみる~

自分は過去の哲学者たちの疑問通り意図せず?考察してきました。久しぶりに教授の「『自由』に代わる理念は現れるのか?」を読んでいたら、案の定教授が過去に考えてきたところに私もいるようなので、教授の原稿を引用しながら考えを述べる。 この記事のもと…

自由研究の道しるべと雑談

大学の講義のおかげで自由をもっと多角的に見るにはどうすればいいのかわかってきたので今後の道しるべが今回の内容。 自由と孤独 まだ、自由と孤独の問題への解答が不完全で網羅的ではないのでもう少し考える必要がある。近代以前の自由と近代以降の自由の…

年紀と時代という視点

このタイトルを作るために結構調べた。歴史の授業で西暦何年か覚えさせられたが「西暦何年」というのは、どうやら年号・年表・紀元・年代という言葉は適当でないみたいだ。いったいこの「西暦何年」を表す言葉は何なのからないが、多分年紀だと思う。 今回の…

「なぜ、何の目的で?」という視点

psycho-passの槙島聖護のセリフを聞くと「なぜ、何の目的で?」という問いかけを自分にもするようになる。で、そんなことを考えて大学の講義を受けていたら自由を考えるうえで重要な視点を手に入れたので紹介したいと思う。 大正生命主義 アバンギャルドの作…