今回の内容は、ひよこの雄雌を鑑別する鑑別師の話です。この職業、人生100年時代として人生設計に組み込むのもいいなと思っています。
目をつけている理由
正式名称 初生雛鑑別師
・希少価値がある(養成所卒業して1~2年習わないと取れない資格で門も狭いです)
・養鶏場がある限りなくならない職業
・養成所に入る条件が満25歳以下、高卒以上、身体強健、視力1.0以上(矯正可)
・給与が高い(出来高ですが、試験内容を見るに稼げるぐらいできないと資格がとれないようになっていますね)
・ヨーロッパで需要のある職業
・AIに乗っ取られる可能性は他より低いか遅い
まず、この職業は多く若者が知らない可能性の方が高いので倍率はそこまで高くないと考えられる。そして、この仕事を知ったとしても養成所の受験資格は満25歳以下なので生きているうちにこの仕事を知ったとしても受験できないので、テレビで取り上げられたからといって急激に倍率があがることはない。(SNSの特徴としてあげられる、自分が知りたい情報以外入ってきにくい、という特徴も相まって満25歳以下の若者がこの仕事を知る可能性は非常に低いだろう)
さらに鑑別師の少子高齢化が進んでいることから需要と供給のバランスがとりにくくなっている。そして、日本ではなくヨーロッパに需要があり、海外移住を念頭に置いている筆者としてはかなり好都合である。(みんなチキン好きでしょ、卵も)
なぜ、日本の鑑別師がヨーロッパに需要があるのかというと、「手が小さい」からというのが一つある。鑑別の腕がいいらしい。
ヒヨコの時点での鑑別だったらね...。
この記事を作っている最中に調べてたら動物の福祉まで整備しているヨーロッパは卵用のニワトリから生まれるオスの雛を殺処分するのはよくないといって、法律でオスの雛の殺処分を禁止する国まででてきたみたいです。
で、卵の時点で鑑別する技術を開発したみたいです。
つまり、私の人生設計に組み込むのはもう遅い段階ということでした。10年以内にはなくなる職業かもしれないです。AIに仕事が奪われるのではなく、卵の時点で鑑別すればいいというのは思いつかなかったなという感じです。
いちよう、鑑別師は見分けているだけで殺してないから職業自体なくならないけど、この機械が鑑別師の98%以上の正答率同等かそれ以上の正答率を誇り、かつ一時間あたり1000個以上の鑑別ができれば代替案になる。が、鑑別師の場合ヒヨコの時点での鑑別だからやはり機械に代わると思う。
だけど、親と言ってたのは電気代、設備費がかなりかかる。受精卵を孵化機で数日温めてから鑑別するので、孵化機と鑑別する機械の一体化もしくは機械か手動での、孵化機→鑑別→孵化機への移動が予想される。(数日温めるのは、胎児も何ヶ月かしないと性別が分からないのと一緒です)また、鑑別前と鑑別後のオス・メス用で孵化機は3台必要なので、費用がかさむ。卵と鶏肉の値上げ、もしくは国の長期的な支援がないとこの仕組みは維持されないだろう。
さらに、遺伝子の分析がどれくらいの時間を要するのかはわからない。(鑑別師はベテランになると3〜4秒ほどで見分けるので)
ヨーロッパの本気度が気になるところ。しかし、全てのヨーロッパ各国が卵用のニワトリから生まれるオスの雛を殺処分するとは言い難い。(財政にもよりけりなので)さらに言えば、補助金程度じゃ全部の養鶏場が入れ替えるとは考えにくいので、当分の間鑑別師の仕事はなくならないだろう。
なぜ、鑑別するのかわかってない人もいるのでここで確認しとくと、鶏肉用と卵用のニワトリあげる飼料が違うからです。
終わりに
筆者が1990年代2000年代に20歳ぐらいだったら鑑別師人生設計に組み込むのは名案だったけど、卵の時点で鑑別する技術ができつつあるのでやめておくのが無難かなと思いました。
その機会が色んな種類の卵でもできるのか気になるところですが、ヨーロッパに行けそうもないのなら取る必要はないかなという感じです。
無理そうなので、海外投資論の先生に相談して参照の中で卵の時点で鑑別できる機械を開発している会社にどうやったら投資できるのか教えてもらおうと思っています。
以上、短い夢でした。
思考源
オスは処分-卵の犠牲 (hopeforanimals.org)