自由研究

「自由が何か知らなきゃ手に入らないので自由研究してます。」              自由研究という目的のために話題を取り上げているため記事単体で読んでもよくわからない時がある 記事によって後日追記したり添削しているときがある

視点 ~情報収集から始まるオリジナリティ~

 大学の課題をやらないといけないのですが、なぜかここ数日ブログの閲覧者がいつもより多いので現実逃避もかねて記事を書こうと思います。

 今回のテーマは「情報収集から始まるオリジナリティ」です。

目次

できるだけ避けるネット記事の引用

 大学の課題で参考文献をあげるときネットが原文の引用はできるだけ避けるべきと考えているし、そう習った気もしなくもない。データと文章の引用、サイトにもよるができるだけ避けるようにしている。ネットが原文と限定するのはもちろんCiNiiで見つけた論文すらネットからの引用だと言われると困るからだ。

情報リテラシー

 文献は出版社が校閲をしているのである程度信用があり割と安心して読めるが、個人発信が主なネットはそうはいかない。悪意なく勘違いしている人、知ったかぶりの人、個人的な考え、悪意のある書き込みなど、あまりにも玉石混交の情報が詰まっているのがネットである。今現在の情報や固有名詞系の情報、how-to系の情報を入手するなどにはネットが適している。

 だが、情報収集において専門用語、特に歴史はネットだけに頼るべきではないように思う。面白い視点として見るのはいいが、典拠がない限り信用できないし、引用を長めにとらず印象的な文章だけかいつまんで記事を書かれたら、間違った情報を仕入れてしまうからである。

 フェイクニュースへの眼差しを、インターネットの記事にも向けた方がいい。批判的に読むというか、インターネットで調べた情報に確信を持つのは避けるべきだ。

(読者の皆さんが情報を口頭でもSNSでも発信する人じゃないなら別にいいというわけではなく、選挙への投票といった間接的に意思表示をする機会があるので批判的な目線はお忘れなく。)

情報ケイパビリティーWikipediaの使い方」

 情報ケイパビリティーなんて言葉はないが、、、。インターネットの記事は人によっては典拠を示している人がいるのでそれを当たればいいのである。そう、Wikipediaには関連度が強い豊富な典拠が記載されているので文献を調べる時には図書館で調べたり、ネットで無作為に検索するよりも早く内容を少し把握しながら文献検索できるのがWikipediaの賢い使い方だと思う。当たり前と言われたらそれまでだが、おすすめ。このようなWikipediaの使い方は、論文や本の参考文献、引用文献に当たり文献を探すのと同じである。

情報収集から始まるオリジナリティー

謎の欲求:同じ意見にならないようにしたい

 他の人はどうか知らないが、私は人と比べるとオリジナリティー(独創性)を重視する。発表するときにみんなと同じでは味気ない、発表やディスカッションは意見が違うからこそやる意味があると思っている。(理由は参考になるが同じ意見は参考にもならないし、私が決定権をもつので数の多さはどうでもいい。)順番に発表するとき、自分の順番が後の方で他人と同じ意見だった場合わりと瞬時に他の意見を考え他と被らないようにする。わざと、みんなと違う視点、意見を持ち発表するのだ。聞く側も同じ意見ばっかじゃ面白くなくて聞き飽きるでしょ。(笑)
 知らないことを知ることに私は価値を置いているし、知らないことや今まで持っていなかった視点を教えるという、知のシェアをするのも、されるのも大好きだからそうするのである。

情報収集から始まるオリジナリティー

 さて、情報の偏りが同じな場合、同じような意見になることは想像に難くない。そうでなければ、多様性の意義はなくなるだろう。話を戻すと、経済史の授業とかでみんな(約150名)がネットで情報を集めたり参考文献のみしか当たらなかったりした場合、論述課題の論述内容は相当重複するはずだ。求めらていないが課題で多少オリジナリティがある論述にするためには、まず皆と違う文献に当たればいい。私の場合、ニッポニカで知られる日本百科全書にあたる。

【蛇足:日本百科全書を無料で手に入れた自慢話】本文と関係ないので読み飛ばしたい方はどうぞ

経済史の論述課題をやるときに、先生が参考文献を提示してくれず図書館に本を探しに行こうと夕方の六時ぐらいに雨の中20分ぐらいかかる図書館に歩きで行ったら、リサイクルコーナー(ご自由にどうぞコーナー)に日本百科全書全25巻が全部あったんですよ!!!!必要性を考えるのをすっ飛ばして、どうやって持って帰るか見た瞬間に考えました。まず、一回で持って帰れないため最低何往復で持ち替えられるか。次に、運んでいる最中に誰かが4巻だけ持って帰るといった競合他者の意志をどうやったら砕けるか。百科全書とかは全部あるから価値があると思うので。最後にどうやって持ち帰るかでした。百科全書って一冊一冊が本当に重いんですよ。(課題の本はあ後回し)

一往復目:リュックとバックで4冊徒歩で持ち帰り。索引の25巻と1巻2巻と24巻

二往復目:行きも帰りもバスに乗りスーツケースで11冊持ち帰り。バラバラに持ち帰る。

三往復目:行きも帰りもバスに乗りスーツケースで9冊を持ち帰る。残り全部

三往復目の帰るときに図書館で課題の本を探そうと思ったらなかったという、まさかの結末でした。本当の目的は達成されず何しに雨の日に図書館来たんだみたいな。で、しょうがないので家に帰りさっそく日本百科全書を引いて課題をやったら、優秀作ということで授業資料に乗りました!(拍手)

まだまだ使えるアナログ『日本百科全書』

 話は戻りまして、時事ニュースとか今が旬の話や刊行以前の1980年以降ぐらいの情報は日本百科全書には載っていないが、歴史系や普遍的な事実はわりとしっかり載っている。その情報量も信憑性もWikipediaを悠々上回る。二回目以降、先生がだしてくれる参考文献と日本百科全書に当たって論述課題をやっていたが、引用のウェイトは日本百科全書が圧倒的にあった。参考文献を一冊だけしか当たらなと情報量は意外と少なかったり、抜けがあったりするので参考文献が四冊あったら全部あたるようにしていた。情報は重複しているときもあるが、一冊ですべての情報はカバーしきれないためだ。テレビのアタック25とか、パズルみたいな感じで情報の全てのピースが一冊に詰め込まれているわけではない。だからこそ、量をこなす必要がある。(ホロコーストの映画一本より二本見るみたいな感じ)

日本百科全書の使い方

 大航海時代から鎖国までのポルトガルと日本の関係を論述するときは、まずポルトガルの歴史、日本の歴史、大航海時代と関連用語を何個も調べ多角的に調べる。もちろん、Wikipediaでもできるが情報の信憑性のチェックをするのは正直面倒だ。日本百科全書ならば、そのものが引用文献になるのでチェックするのは事実が覆ってないかだけなので案外楽だ。また、紙ベースなのでコピペして添削や要約はできないが、目に悪くないし、全部一気に見ることができるので私は楽だ。日本百科全書は使えるところが他にもあり、百科全書は多くの専門家に用語の説明を書いてもらうため言葉遣いや説明の仕方が千差万別である。これが文章力を上げるうえで役に立つし、私は古い端的な言い回しが好きなので尚よい。さらにさらに、百科全書は用語が端的にまとめられ構成されているため、知識の幅を広げるのには大活躍だ。そのため、たまに適当にパラパラめくるっていると知らなかったことに出会う。

【蛇足:百科全書をパラパラすると】

百科全書をパラパラしていたら、モルガンお雪という用語が目に留まった。もちろん、モルガンスタンレー証券を知っていたためである。モルガンお雪は日本の芸妓でJ.Pモルガンの甥と結婚したのだ。シンデレラストーリーというか、玉の輿というか、ジョンレノンと恋仲だったオノヨーコといい日本人女性は以外にすごいなと思ったのである。少々話はずれるが、10歳差の歳の差婚ではあるがイギリスの首相の33歳の歳の差婚や芸能人の歳の差婚と比べれば対して気にならない程度であった。Wikipediaで追加情報を得るという興味の示しように我ながら笑ってしまった。ちなみに結婚がいいか悪いかは見たいな新聞記事は1900年ごろには既にあったというのにも笑ってしまった。「昔から、有名人の結婚相手に市民は騒ぐ」みたいなレポートはわりと面白いかもしれない。

百科事典の使い方の続き

 ひょんなことから手に入れた我が家の日本百科全書ではあるが、そのポテンシャルには驚いている。授業でパスタの話をしようものならぺらぺらとめくり、鳥の生態を図鑑で調べる課題が出たらぺらぺらめくるというWikipediaに頼らない情報収集生活は中々楽しい。そして、Quoraで自分が好きな10冊の本を回答するというのにブリタニカ国際大百科事典をあげている人がいたので、ついつい私も調べて割と安いので買ってしまった。これでさらに情報を網羅的に入手することができると思う。もうすぐ家を傾かせかねない重さの百科事典が我が家にやってくるで使い倒したい所存だ。興味がある人は紙媒体でなくても、デジタル媒体の百科事典もあるので手を伸ばしてみてはいかがだろうか。私のお勧めは無論アナログではあるが、とにかく重く場所をとるのが難点ではある。だが、手を伸ばしやすいのは紙媒体の特権であり手の伸ばしやすさはかなり重要。

終わりに 

 今回の記事のテーマは「情報収集から始まるオリジナリティ」だったわけだが、読者の皆さんはどれくらい自分の視点を誇っているのだろうか。私は普通の常識的な意見も考えるし、人と違う意見を考えるし、わざと違う意見を考える時もある。みんな同じ考えではつまらいと考えるから、人と違う考えを考えられる自分の視点をわりと私は誇っている。そして、自分の視点がまわりより多く、被らないためにシェアしたいと思うからこそ、このブログが成り立ったいる。そのため、オリジナリティ(独創性)はかなり重要なのだ。

 

 

以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

付録

付録1

「推し活は現代版のパトロン活動ともいえるよね」

アイドルとかのファンクラブに入ったり、アニメキャラクターのグッズとか課金ととかするのが推し活であり、それをする、推しがいる人がパトロンのようだという話。

付録2

オンラインの新聞の記事だったら安心して引用したくなるけど、あれってたまに削除されてたりするから、個人的にはお勧めしない。裏が確実にとれる紙媒体の方がやっぱりいいかな。こんな感じです↓リンクに飛べるはずです。

www.msn.com