今回のテーマはinterestingな話~複利の話~だ。
コロナウィルス外出を避けていたら人に話したいことがかなり溜まったので、
今回はそれを大放出したいと思う。
複利の話「ベンジャミン・フランクリンのエピソード」
ベンジャミン・フランクリンと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、アメリカの100ドル札だろう。そんな複利についての彼のエピソードだ。
フランクリンはお気に入りの2つの都市ーボストンとフィラデルフィアーに、5000ドルずつ寄付をした。だが、それには条件があった。お金は特定の日にしか引き出せないのだ。寄付が行われてから100年後と200年後にあたるのがその日だった。100年後2つの都市は公共事業の資金として50万ドルを、200年後に残りのお金をすべて引き出せることになっていた。200年後の1990年、ボストンとフィラデルフィアにはそれぞれ2000万ドル近くの大金が入った。複利の大きさを」、フランクリンは劇的な方法でみんなに教えようとしたのである。「お金から生まれたお金が、またお金を生んでくれる」。フランクリンの大好きな言葉だった。
[引用元:バートン・マルキール「お金を働かせる10の法則」]
寄付をするならこういう形も良いかもしれない。ちなみに、2000万ドルは日本円に換算すると22億円(1$/110円)だ。使い方によってはかなり役に立つほどの金額だったはずだ。
このような複利の効果を目の当たりにして考えたことがある。
それは、子どもが一人出生したら国が自動的に口座を開いて資産運用するというものだ。とりあえず、運用額は一度きりの10万円としよう。生まれた子どもが成人するときに20年間運用した口座を本人に渡せばよい。あまり増えてないかもしれないが、役に立つほどの金額は溜まっているはずだ。
(実際計算したら年利5%で20年後265,330円しか溜まってないので、まだまだ整備する必要がある。)
だが、このような制度がジュニアNISAという形で存在している。この制度の場合運用額が一度きりの10万円ではないので、取り崩し可能な子どもが18歳になるときにはかなり溜まっているはずだ。(私が親なら児童手当やお年玉をジュニアNISAに回そうと思う。)
この制度の問題点は、親がやるかやらないか決めることだ。国が全国民のために強制的にやれば国民の学歴があがるのは間違いない。私なら、留学にいける。
そんなことを考えていた。
思考源
「お金を働かせる10の法則」 著者バートン・マルキール
大学の授業 海外投資論