シンドラーのリストと戦場のピアニスト
この二つの映画はホロコーストがテーマである。
シンドラーのリストは、第二次世界大戦のナチス政権下で主人公である実業家のオスカー・シンドラーが約1200人のユダヤ人を救うという内容だ。
戦場のピアニストは、主人公であるウワディスワフ・シュピルマンというピアニストのユダヤ系ポーランド人が、ナチス政権下のドイツで人々の力をかりなんとか生き延びるという内容だ。
どちらの映画の主人公も実在した人物である。
映画の紹介ではないのでこれ以上の内容は割愛する。
見比べてみて
史実系の映画を見比べてみたのは初めてだった。見比べたというよりも、二つ見てみた、といったほうが的確だが。
見比べて一番面白かったのは、二作品目を見始めると作中で年代を示すため、シンドラーのリストのほうではこんな感じだったという見方ができたことだ。やはり、一つの映画では表現できることが限られているため、史実系の映画やドキュメンタリー映画は複数の映画で多角的に見るほうが事実について考察しやすいと思った。
見比べて分かったことは、ユダヤ人は一通りの方法で生き延びていたのではなく様々な方法、多くの人々の手助けのおかげで生き延びることができていたようだ。
また、監督によって表現している範囲が違い二つの映画はかぶっている内容が少なかった。例えば、ゲットーでは反乱が起きていたり、道端で餓死していたり、実は労働者証明書は簡単に手に入ったり、ユダヤ人警官は金持ちの息子が選ばれていたりと二つ見ないとわからないことがたくさんあった。
まとめ
一つの映画で表現できることは限られている。そのため、史実系やドキュメンタリー映画を複数の映画で多角的な視点で見ると一つの作品では見えていないことも発見でき理解が深まる。また、映画をより楽しめると同時に内容の理解が進むと思った。もちろん、この二つは映画作品としても素晴らしかった。
思考源
映画 シンドラーのリスト