「弱者にしわ寄せ」と「雨」
降りしきる雨の音を聞き「弱者にしわ寄せ」という文字を見て、パラサイトの大雨が降り半地下家族の家が浸水してしまうシーンを思い出した。
映画では大雨の次の日、高台に住んでいる金持ち家族は何の被害もなかったが半地下家族は避難所からの出勤だった。日常通りの生活を送れるのは金持ちで、半地下家族はとても疲弊していた。
映画での大雨は、現実ではコロナウィルスだ。これは全世界の格差でも同じことがいえると思う。日常を取り戻しつつあるように思えるが決してそんなことはない。しわ寄せによって疲弊している人が必ずどこかにいる。彼らは何か計画していたはずだ。無計画が最善だという結論が出ないよう、社会が助けなくてはならない。映画では、金持ち家族も半地下家族の労働力に依存していたのだから。
この映画は弱者に多くの人が目を向けられるよう、2019年にアカデミーショー作品賞を始め数々の映画賞を総なめしたのかもしれない。
次のアカデミーショー受賞作品を予想する前に、今一度ポン・ジュノ監督「パラサイト半地下家族」を見てみるとよいと思う。
思考源
映画 「パラサイト 半地下家族」監督ポン・ジュノ
タイトル 「弱者にしわ寄せ」Microsoft Edgeに自動的に出てくる記事より
気象 降りしきる雨
